反応速度

25分 Part 2 / Ch4 / Lesson 1
前提レッスン: 1-2-3

到達目標

  • 反応速度の定義と表し方を理解する
  • 反応速度に影響する因子を説明できる
  • 活性化エネルギーと触媒の役割を理解する

反応速度とは

反応速度 = 単位時間あたりの濃度変化

v=Δ[反応物]Δt=Δ[生成物]Δtv = -\frac{\Delta[\text{反応物}]}{\Delta t} = \frac{\Delta[\text{生成物}]}{\Delta t}

単位: mol/(Ls)\mathrm{mol/(L \cdot s)}

反応速度に影響する因子

因子効果理由
濃度を上げる速度 ↑衝突回数が増える
温度を上げる速度 ↑分子の運動エネルギーが増え、活性化エネルギーを超える分子の割合が増える
触媒を加える速度 ↑活性化エネルギーを下げる
固体を細かくする速度 ↑表面積が増える

活性化エネルギーと触媒

エネルギー反応の進行 →反応物生成物触媒なし触媒ありEa(大)Ea(小)
活性化エネルギーと触媒の効果

活性化エネルギー (EaE_a): 反応が起こるために必要な最小エネルギー。

触媒: EaE_a を下げて反応速度を大きくする物質。反応前後で自身は変化しない。


確認クイズ

Q1 温度を上げると反応速度が大きくなる主な理由は?

Q2 触媒は何を変化させる?

Q3 反応速度の単位として正しいのは?


演習

問1. 過酸化水素 H2O2\mathrm{H_2O_2} の分解反応において、MnO2\mathrm{MnO_2} を加えると反応が速くなる理由を説明せよ。また、MnO2\mathrm{MnO_2} は反応後どうなるか述べよ。

解答・解説

MnO2\mathrm{MnO_2}触媒としてはたらき、反応の活性化エネルギーを下げることで反応速度を大きくします。

MnO2\mathrm{MnO_2} は触媒なので、反応の前後で量も性質も変化しません(自身は消費されない)。

2H2O2MnO22H2O+O22\mathrm{H_2O_2} \xrightarrow{\mathrm{MnO_2}} 2\mathrm{H_2O} + \mathrm{O_2}